2016年01月14日

葡萄酒古今東西

先日、京都で秀吉ゆかりで幻の古来品種ブドウ、「聚楽葡萄」が発見されたと報じられました。
見つけたのはブドウの日本固有品種、甲州葡萄で国産ワインを製造している大和葡萄酒の社長さんとのこと。

日本に自生していたブドウは山ブドウで、ワイン造りに適したブドウはなかったと言われ、古来品種と呼ばれるものも、元は中国からもたらされたもので、自生や品種改良の過程を経て、古来種と呼ばれる種類になりました。他に古来種と呼ばれる品種は紫葡萄、竜眼など6種類があり、今回の聚楽葡萄の発見によって、水晶葡萄を除く5種類が発見されたことになります。
これらの品種は江戸時代まで生食されていましたが、明治時代にワインの醸造が始まり、太平洋戦争を経てヨーロッパ原産種のブドウによるワイン造りが盛んとなりました。
しかし、先の大和葡萄酒さんの様に日本の固有種でのワイン造りを行っているメーカーさんも増えてきている様です。気候や味わいの好みなど、嗜好も歴史と共に作られてきた、ということでしょうか。もしかしたら、聚楽葡萄のワインが飲める日がやってくるかも?!


さて、日本に限らず、世界的にその土地に昔からあった品種(土着品種)でのワイン造り、というのが最近の傾向として多いように思います。
固有種で作られるワインが多いのはスペインやイタリアで、国というよりも州ごとにそれぞれの土着品種があるほどのバラエティ豊かさです。
例えば、ルーマニアでのフェテスカアルガ種は白の固有種で、「王家の乙女」とも呼ばれる高貴な味わいですし、イタリアでもシチリア島の土着品種であるネレッロマスカレーゼは「シチリアのピノ・ノワール」などと呼ばれていますが、火山性土壌によるミネラルが豊富に含まれるワインなので、イタリア半島のフレッシュで爽やかな味わいとは違った複雑で深みのあるワインです。

当店では、この他にも
白ワインが造られる
スペインのアイレン種や、
イタリアのヴェルメンティーノ種、ドイツのリースリング種やミュラートウルガウ種、…etc
赤ワインが造られる
スペインのテンプラリーニョ種、イタリアのサンジョベーゼ種、
アメリカのジンファンデル種、
チリのカルメネール種、…etc
そして、日本固有品種
白ワインが造られる甲州種
赤ワインが造られるマスカットベリーA種などなど、各国の土着品種のワインをお取り扱いしております。
また、二階の葡萄酒倶楽部でもグラスワインとしてお出ししていることもありますので、お試しの際はお問い合わせ頂ければと思います。
posted by マスター at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインマメ知識